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ここで前回、触れた田辺聖子氏のアフォリズムを集めた本をご紹介。
『人生の甘美なしたたり(角川文庫)』(田辺 聖子/角川書店) まずは、『人生の甘美なしたたり』。今まで書いてきた書籍の中からアフォリズムの一説や短章を集めた作品です。 ここの「あらすじ」で、(正確には違うけれど、と前置きをした上で)アフォリズムについて述べられています。 「アフォリズムというほど、かしこまったものではないが、小説のなかの主人公たちが、考え、行動し、自省する、その曲がり角ごとにつぶやく、<人生のひとりごと>集、とでもいったらいいかしら」 また、文中では、 「アフォリズムを<ある発見>と訳したらどうだろう」 との一節もあります。 きわどいものから、逆説的なもの、思わずドキっとしてしまうものまで、とてもためになるのと、これは見る年齢によって、ピックアップしたくなるアフォリズムも変わってくる楽しみもあるように思います。 今現在、とくに気になったのはこれら。 「女が男からいわれる一番うれしい文句は、『寝ませんか』というくどきである」 「美人も、見慣れると、そこに顔がある、というだけになってしまう」 「人(女)は向こうが自分を愛していると確信をもてると、別れられる、皮肉で底意地のわるいイキモノである」 「女の子というものはこっちが愛していなくても、向こうに愛されているとわかっているときは美しくなるものだ」 「男はウソがヘタだというが、そのかわり、『隠しごと』の大家である」 「男が若い女ばかりに関心をもつのは、種族保存のオスの本能でっせという説を、大多数の男たちは信じているが、なーに、おとなの女と丁々発止とやりあう自信がないだけのことである」 「神サンは人間を<えらい目>にあわせる<えらい目当番ふり当て役>なのである」 「人間の品は究極のタイプ一つきりというのではなく、いろんなタイプの品位がある 1.いつもよく考えつづける人の、人生観から出る品。 2.生まれ育ちからくる品。 3.一つの道をきわめたことから出る品」 「『いつかまた』という言葉ほど、人生で残酷な言葉はない」 「神サンに可愛がられるのは、神サンがあとで叩くためだ」 「究極の幸福は名利や権力ではなく、自分がイイ人間、魅力的な人間になって、同じくイイ人間、魅力的な人間に愛され、愛する(男女を問わず)こと、好意や愛を与え、享けること、その楽しさにある」 「カンコマ(勘定がこまかいこと)はしぶちんやけちとはちがう」 「スピーチや講演の上手すぎる人はイモ」 「格言こそ悪の根源かもしれません」 「いたわりが、愛に変化することはない」
by dskiwt
| 2008-12-13 23:59
| 田辺聖子
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