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『苺をつぶしながら』(田辺 聖子/講談社) 「苺をつぶしながら、私、考えてる。こんなに幸福でいいのかなあ、って。一人ぐらしなんて、人間の幸福の極地じゃないのか?」 とのくだりから始まる乃里子三部作、最終章の『苺をつぶしながら』。剛と離婚し、自分の仕事も再開、一人暮らしを謳歌している35歳の乃里子が主人公。 「夜中でも起きて酒を飲んだり、お茶漬けをたべたりできるし、テーブルの上にいろんなガラクタを置いて、それがそのまま、朝になっても位置をかえず、そこにあるってすてき」 この、結婚→離婚という過程を経たからこそ、感じることのできる一人暮らしの楽しさをかみしめている、そんな乃里子の描写が随所に織り込まれていて、素晴らしいのです。ブリジット・ バルドー、BB(ベベ)語録を取り入れつつ、謳歌しているさまが読んでいて心地よいです。 原こずゑに対しても、一人になった今、より彼女の心情を理解することができ、「散髪にいって来ます」を冗談として言い合えるほど、親しくなっています。 そういう、ただの知り合いとか、仲良くならないだろうなぁと思っていた人が、時期を経て、自分が、もしくは、相手が成長したからなのか、親しくなることってあるなぁ、というのを最近、理解できるようになった気がします。 つづく
by dskiwt
| 2008-12-21 23:59
| 田辺聖子
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