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『苦味(ビター)を少々―399のアフォリズム(集英社文庫)』(田辺 聖子/集英社) これも過去の作品からピックアップした田辺聖子氏のアフォリズムを集めた本。 この本もためになるアフォリズムで溢れています。 「人が『求ム幸福』と広告しながら、その実、しんから求めていないものは、幸福ではなかろうか」(愛の幻滅) 「自分が浮かれていることを他人に悟られて平気な人、というのは強い、捉われない人である」(休日は終った) 「私たちが平常、人生であう、『美について一家言』ある人は、その美に固執するあまり、円滑な対人関係を持ちにくい人が多いものである。反対に誰にも好かれる人、というのは、あまり自分の趣味に固執しないことが多いもののようだ」(源氏紙風船) 「洞察能力というのは、ぐうたらで行動能力のない人に限って強いことが多い」(休日は終った) 「人は所詮、自分が同じような体験を経たときでないと他人は理解できない。いやそれもほんの一部分であろうけれど」(休日は終った) 「不運な人間を見るとき、人は、その不運に同情しながら、いつとなく、それがあまりに重なると、その人をかろんずるくせがあるものである」(大阪弁ちゃらんぽらん) 「女にとって最良の友は(いや、友の一人は)、男ではないかと、私にも思えるのである。ただし、その男は、友人であると共に男の要素もある、まかりまちがうと恋人に擬せられるべき好みの男で、それを友人にとどめておく楽しみは格別のものなのである」(千すじの黒髪) 「相手が返事に困るような質問をするのは、男と女のツキアイの中ではルール違反なのである」(愛の幻滅) 「女は、やさしい男が好きなくせに、男がやさしいと見くびるものである」(愛の幻滅) 「昔、プロポーズされた男というのは、女には心のあたたまる存在である」(火気厳禁) 女性目線のものなので、もちろん理解しきれないものもあるんですが、自分の身に置きかえて考えたりすると、なんとなく、わかるかも、と思えるような作品たちです。 つづく
by dskiwt
| 2008-12-14 23:59
| 田辺聖子
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